第三回 急場を打て
前回は大場について説明しました。今回は急場について説明します。急場とは書いて字のごとく急いで打たなければいけない場所です。一見大場と同じように見えますが、相手に打たれればただちにピンチになってしまうような場所が急場になります。また逆に相手がピンチに陥る地点も急場です。大場と比較すると、お互いにとってプレッシャーなく稼げる場所が大場、お互いにとって緊急性が高いのが急場となります。
囲碁では大場と急場では必ず急場を優先して打ちます。ただちにピンチになっては勝負にならないからです。
この「急場を打て」をLOLに応用してみます。LOLの急場を何とするかは難しいところです。例えばタワーのファーストブラッドボーナスは急場といえるのではないでしょうか?特に折り合いになった場合は負けないようにタワーシージに参加したいところです。
また早い時間にミッドのファーストタワーが折られるのも、後のゲーム展開を阻害しそうです。ミッドがキルをされたり帰らされた場合には、ジャングラーがカバーに入るのが急場になるでしょう。
これらは全て逆の場合も急場になっています。敵がタワーのファーストブラッドを取りにきていればそれを邪魔するのも急場ですし、敵のジャングラーがミッドのカバーをしにいこうとしていればその道を塞ぐような動きも急場になるでしょう。お互いに自チームのピンチをカバーし、相手チームのピンチを強調するプレイをしたいものです。
追記 今回は説明が難しく感じました。伝わらなかったら申し訳ないです。
第二回 大場を打て
今回から囲碁の戦術を紹介していきたいと思います。まず囲碁がどんなゲームか簡単にまとめます。
- 黒と白の石を19×19の線が引かれた盤の交点に交互に打つ
- より多く碁盤の空間を囲った方の勝利
私が囲碁とLOLが似ているなと思ったのは、二点目の「より多く碁盤の空間を囲った方の勝利」という点です。LOLは勝利に近づくにつれ、マップをより広く支配していきます。逆に負けているチームは自陣ジャングルに入ることもできないかもしれません。
つまりLOLは囲碁と同じ「陣地取りゲーム」ともいえるのです。陣地の線引きをしているものが囲碁では碁石ですが、LOLでタワーやワード、チャンピオンやミニオンといえるでしょう。
そして今回の本題の「大場を打て」ですが、囲碁を打つときには常にその状況で一番価値の高い場所に石を打ちます。なぜならそれを逃して別の場所に打ってしまうと、次は相手の番なのでそこに打たれてしまうからです。逆に言うと相手にすぐ打たれない場所は価値が低いともいえます。
この「大場を打て」をLOLに応用すると、常に一番価値の高いオブジェクトを狙えということになります。今一番価値が高いものはどれなのか?常に考える必要があります。
例えばタワーなのか?どこのタワーなのか?ドラゴンなのか?どのドラゴンなら価値が高いのか?
取りたいものが分かればそれにつながる動きをしましょう。ワーディングをしたりキルを取ることでオブジェクトにつながることもあるでしょう。
今回は少し長めになってしまいましたが、ご精読ありがとうございます。